子供の歯の治療
子どもの歯の治療(小児歯科)では、お子さんの虫歯予防、虫歯の治療などを行います。
小児歯科は一般歯科とあまり変わらない治療内容のように見えますが、実際は成人の患者様に行う治療とお子様では、大きな違いがあります。
「どんなところが大人と違うの?」
まずはじめにお子さん子どもの治療は、まず初めに優しいスタッフとのコミュニケーション(挨拶)から始まります。
それが、治療の第一歩です。
子どもでも一個人として接します。
一般歯科と小児歯科の違い
日々成長されるお子様は、身体だけでなく顎(あご)や歯も成長しています。
小児歯科では、そういったお子様の成長を踏まえた上で、将来問題になることを未然に防ぎ、お子様の健やかな成長をお手伝いする事が小児歯科治療の大きな目的です。
泣かれても大丈夫!勤務医プチインタビュー
―先生、歯医者さんに行って子供が泣いたら迷惑かけちゃうんじゃないか?申し訳ないと思ってしまうのですが。
子どもの治療も得意です、泣いてもOKです。
どうせ泣くんだからと思ってやっていますので(笑)大丈夫です。
「泣いちゃったけど頑張ったね!」でいいと思います。
泣くと嫌なのは大人の都合なので。
―そういっていただけると安心します。
小学生になると、コチラの言っていることが分かる年齢層になります。
何をするか理解できるから、怖いけど頑張れる子が多いです。
一方、3歳4歳5歳くらいだと、一体何をやられるかが認識出来ない、一番泣くことが多い年齢です。
最終的な目的は、「虫歯を治すこと」です。
理想を言えば虫歯を取って詰め治したいです。
が、チェアタイム(診察時間)が15分だと長いです。
短い時間でやらないとならないので、必ずしも完璧に出来ない現状はあります。
100%でなく70%で終わりだよねというのは小児歯科ではあるんです。
―時間にも配慮するんですね・・・ケースバイケースだ、ということですね。
中には虫歯でボロボロで応急処置しかできない、大変なお子さんもいます。
それでも頑張って歯医者に通えれば、自分の自信につながります。
私達も自信につながる声掛けをして、みんなが歯医者が好きになるような雰囲気を作り出すよう心がけてます。
うちは歯医者なんだけど、子供の成長を応援しています。
「治療してよかったね、出来たね」という機会が増えることで、我々も成長しています!
―まだまだ知られていないことが多いですよね
口の中の状態が悪かったらこういう治療があるんだな。
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小児歯科の治療の流れ
STEP1 診査・診断、レントゲン撮影
お口の中を拝見し、レントゲンで写真を撮り、治療計画をたて、保護者の方とお子様にしっかりとご説明します。
怖がるお子様には、すぐに治療に入らずにチェアに座るだけにして、歯科医師や衛生士、また歯科医院の器具などにも慣れてから治療を開始します。
STEP2 治療開始
お子様が慣れたところで治療を開始します。
歯医者さんが怖いところにならないよう、無痛治療を行っていきます。
STEP3 治療後
治療が終わったら、上手に治療を受けられた事を褒めてあげましょう。
お子様の治療に対するモチベーションを維持します。
STEP4 定期的なメインテナンス
定期健診にお越しいただきます。
また上手に歯磨きができるように歯磨き指導なども行っていきます。
お子様を虫歯から守るための3つのポイント
虫歯になりにくい歯にするためは、日々の歯磨きや習慣を見直し、しっかりと予防処置を行うことがとても大切です。
フッ素塗布
フッ素とは体に吸収される自然に存在している物質で、歯を丈夫にするものです。
フッ素塗布とは歯面にフッ素を塗ることにより、歯を酸に溶かされにくくし、歯の再石灰化を促進させ、虫歯になりにくくする処置のことです。
※フッ素に関する注意点
フッ素を塗布した後は、30分間飲食を控えて下さい。
フッ素を塗れば100%虫歯にならない、というものではありません。
フッ素を塗布しても歯磨きや食生活に気を配らないと虫歯になってしまいます。
フッ素は即効性はなく、繰り返し塗布することで効果が現れます。
シーラント(歯を削りません)
奥歯の表面の溝は歯垢が溜まりやすく、虫歯になりやすい場所です。
シーラントとは、その虫歯になりやすい場所を虫歯になる前に白いレジンという歯をつめる時に使う材料と同類のものを使って埋め、虫歯菌が入り込まないようにする処置のことです。
生えて間もない奥歯の永久歯(六歳臼歯)は磨きにくく、特に虫歯になりやすいので有効な予防方法といえます。
正しい生活習慣と定期健診
「だらだら食いをしない」
「甘いものを摂り過ぎない」
「正しい歯磨きを行う」
「よく噛んで食べる」
虫歯予防には正しい食生活が一番大事です。
毎日のちょっとした努力で虫歯は予防出来るのです。
ブラッシング指導、定期健診と一緒に指導を受けましょう。